
日帰り手術


硝子体手術
Vitreous surgery
愛媛県松山市の ほりうち眼科クリニックでは日帰り硝子体手術を行っております。
硝子体手術は眼科治療の中でも難しい手術の一つに数えられますが、治療機器の改良や技術の進歩に伴い、比較的安全に手術を行うことが可能になりました。
手術時間も約20分~1時間程度と非常に短い時間で行うことができ、当院では全ての患者様に日帰り硝子体手術を行っております。
院長は愛媛大学にて研修後は新居浜で5年間、松山赤十字病院で5年間、主に硝子体手術を担当し、現在も多くの患者様の硝子体手術を行っております。
気になること、ご不安なことなどございましたら、お気軽にご相談ください。
硝子体とは?
硝子体とは、眼球の中の大部分を占める透明のゼリー状の組織のことを言います。
硝子体は眼球の形を保つ役割とともに、水晶体から入った光を屈折させる役割を持ちます。水晶体から硝子体を通った光が網膜に届くことで物が見えるのです。
この硝子体が炎症や出血などによって濁ってしまったり、様々な原因(加齢によるものなど)で網膜をけん引したりすることで、視力低下など目に様々な障害を引き起こす原因となります。


硝子体手術は、眼球の黒目の横の白目部分に3箇所の小さな穴を開け、そこから細い手術器具を挿入します。
混濁してしまった硝子体や増殖した網膜硝子体の組織、または血液や病原菌などを除去することで、網膜の機能を回復させます。
手術時間は症例にもよりますが、約20分~1時間程度と短い時間で行うことが可能です。
局部麻酔による手術となり、歯医者での治療のように、患者様自身の意思でじっとしてもらう必要があります。
硝子体手術が適応される疾患例
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糖尿病網膜症
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網膜剥離
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黄斑上膜(黄斑前膜)
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黄斑円孔
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ぶどう膜炎
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網膜静脈閉塞症
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硝子体出血
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硝子体混濁 など

硝子体手術について
当院で手術できないケース
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全身状態が極めて悪い場合
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じっとできず全身麻酔が必要な場合
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入院治療を希望される場合
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長時間の手術等が予想され日帰り手術にはリスクが高いと判断される場合
「当院では対応困難な症例と判断される場合」、「専門外の手術」、「特殊な治療が必要な場合」などの患者様は、専門医の在籍するクリニックや総合病院をご紹介させて頂きます。

ご来院
術前4日間は抗生剤の点眼をご使用頂きます。
手術時は瞳孔を拡げる点眼処置が必要なため、手術の1時間半前に来院して頂きます。
※帰宅時はガーゼの上にプラスチックの眼帯をした状態ですので運転は不可能です。 付き添いの方に来て頂くか、公共交通機関をご利用下さい。
手術時の服装など
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心電図のコードをつけるため、前開きかゆったりした服装でご来院ください。
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眼の周囲の皮膚を消毒するため、お化粧して来られた場合は術前に落として頂きます。
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香水・整髪料などの揮発性のものの使用は控えてください。
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貴重品はロッカーにお入れ頂くか、付き添いの方にお渡し下さい。
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補聴器は洗浄の水などが流れ込み故障の原因となる可能性がありますので、術眼側のみ外して頂きます。

手術開始
所要時間:約20分~1時間程度
※症例などにより個人差があります。

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局部麻酔を行います。
手術室で眼の消毒をした後、眼の周囲に局所麻酔を注射します。 それでも手術中痛みを感じる場合がありますので、その場合は追加で麻酔を行います。


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白目の部分に手術機器を挿入するための 小さな穴を3ヶ所あけます。
開けた穴にはそれぞれ次のような目的があります。
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術中に眼球の形態を保つための灌流液を入れるため
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眼内を照らす照明や内視鏡を入れるため
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硝子体を切除するカッターやレーザーなど治療用機器を入れるため

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